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フィジカルAI(Physical AI)事業化・FDE支援

AI

自社の技術・現場・データを、フィジカルAI(Physical AI)時代の事業へ転換する

「やるべきなのは分かる。でも、自社がどこに立てばいいのか分からない」
いま最も多くいただくご相談が、これです。
そして、それは当然です。この判断は、技術・研究・政策・事業を同時に見なければ線が引けないからです。
AIベンダーに聞けばAIの話が返ります。装置メーカーに聞けば装置の話が返ります。大学に聞けば研究の話が返ります。補助金の専門家に聞けば制度の話が返ります。どれも正しいのに、事業の形が決まりません。
社内で決めようとしても、同じことが起きます。技術部門、事業企画、法務、情報システム。それぞれの結論が噛み合わない。

私たちの結論:フィジカルAI(Physical AI)は「AI導入案件」ではありません

Physical AIは、AIを載せる話ではありません。身体・AI・データ・現場・研究・事業を統合する、事業設計の案件です。
生成AIは、画面の中の仕事を変えました。Physical AI(フィジカルAI)は、物理世界の仕事を変えます。センサーで現実を認識し、判断し、機械を動かして、実際に作業する。
そして生成AIと決定的に違う点があります。Physical AIは、インターネット上のデータでは学習できません。
必要なのは「状態 → 行動 → 結果」の連続データです。この状態でこう動かしたら、こうなった。滑った、噛んだ、うまくいった。これは実際の現場にしか存在しません。
つまり、現場を持っていること自体が参入資格になります。
政府のAIロボティクス戦略も、日本の強みとして「世界有数の産業用ロボット、部品・素材・装置のサプライチェーン、実装・運用ノウハウ、品質・安全性を確保した設計思想、高品質な現場データ」を明記し、現場データを核とした循環を勝ち筋に据えています。
問題は、技術が足りないことではありません。技術同士が、事業目的から逆算して結ばれていないことです。

いま、実際に扱っている判断

守秘義務のため、企業名・地域・機体仕様等は記載できません。ただ、現在進行中の案件で実際に下している判断は、抽象化すればお伝えできます。同種の課題を抱える企業が多いと考えるためです。
■ 完成させるのではなく、再定義する
既存の産業用ドローン開発を、そのまま完成させるのではなく、点検から接触・作業まで担えるPhysical AI機へ中心命題を上げる。市場も競合も価格の決まり方も、これで変わります。
■ 後から変えられないものを、先に決める
AIやアームを後付けする前に、機体構造・推進配置・搭載余力をどこまで先に決めるべきかを設計する。知能は後から足せますが、身体には後から変えると作り直しになる部分があります。
■ 机上で決めず、実測して決める
全駆動化による空力・効率上のトレードオフを、議論ではなく大学の共用研究設備で実測して意思決定する。開発プロセスそのものを変える判断です。
■ 作ったものを捨てず、足りない層だけ足す
既存の製造技術を捨てず、不足しているAI・制御・マニピュレーション研究を外部から追加するレイヤー設計を行う。
■ 機体ではなく、データを資産化する
飛行・視覚・接触・作業結果から得られるPhysical AI学習データの資産化と、そのセキュリティ設計。何を守り、何を精製し、何を価値化するかを分ける作業です。
■ 国内実装から、規格と海外展開まで逆算する
国内での実装だけでなく、将来のデータ規格化と部品の海外展開まで戻して、事業構造を設計する。
これは「支援できます」という話ではありません。すでに、その判断をしています。

ご相談の入口:目的別に選ぶ

フィジカルAIのご相談は、目的によって入口が変わります。

私たちがやらないこと

境界線をはっきりさせておきます。
AIを載せただけの「Physical AI化」 ── できる仕事が増えなければ、意味がありません
ロボットを売って終わる導入支援 ── 導入は手段であって、目的ではありません
研究者を紹介して終わる産学連携 ── 紹介は、事業ではありません
補助金ありきの事業設計 ── 制度は使いますが、制度から事業を決めません
PoCをして終わる実証 ── 実証で終わるPoCは、設計が間違っています
代わりに、ここまで戻して設計します。
顧客が払う理由 → 必要な物理タスク → 身体 → AI → データ → 研究 → PoC → 量産 → 継続収益

支援内容

1|Physical AI事業仮説の設計
何を作るかを決める前に、自社の技術・顧客・現場・データを棚卸しし、Physical AI産業スタックのどこで不可欠になれるかを特定します。
完成ロボットメーカーになることだけが参入ではありません。モーター、減速機、材料、センサー、機構、加工、品質保証、現場ドメイン——どこか一つの不可欠なレイヤーを取る道があります。政府戦略も、強化すべき重要な機能モジュールとして「ロコモーション、マニピュレーション(エンドエフェクタを含む)」、コンポーネントとして「モーター、減速機、センサ」を名指ししています。
2|既存技術・製品のPhysical AI転用
いま持っている製品や加工技術が、フィジカルAI(Physical AI)の身体のどこで効くのかを評価します。「自社はロボット会社ではない」という理由で機会を逃している層が、最も多い。
3|AI実装・FDE(Forward Deployed Engineering)
AIを納品して終わりにしません。現場に入り、業務ロジックと事業ロジックを設計し、成果が出るところまで実装します。
4|ドローン・ロボティクスの機体アーキテクチャ設計
何ができる身体にするかを決める工程です。ここには後から変更できない領域が含まれます。多くの製造企業で空席になっているのは、AIの層ではなく、この層です。
5|Physical AIデータ精製と、データ戦略・規格化
現場データから技術指紋と機密を取り除き、AIが学べる価値だけを残して流通できる状態にする設計です。守るか出すかの二択ではありません。
6|大学・研究者との技術結合(産学連携)
企業課題の翻訳 → 研究者・研究機関の探索 → チーム組成 → 共用研究設備の活用設計 → PoC → 社会実装まで対象とします。国内外を問いません。
7|PoC設計と、事業化までの道筋
売れる順番でPoCを組み、機体売り切りから運用・更新・データへ収益構造を移していきます。
8|国内実装 → 海外展開
内需で立ち上げ、現場データを取り、部品・モデル・データで世界へ出る。この順番を前提に設計します。

使っている4つの設計フレーム

抽象的なコンサルティング用語ではなく、実際に使う道具として公開しています。
Physical AI逆算モデル
社会課題 → 人間が担っている物理タスク → 必要な身体能力 → 必要なAI能力 → 必要な技術・データ → 企業・大学 → PoC → 事業
ロボットから用途を探しません。 人が現在どこで危険を冒し、何を繰り返しているかを分解して、そこから身体を決めます。
Physical AIデータ精製モデル(3層 × 解像度)
Secret(出さない)/ Refined(技術指紋と企業固有性を削り、物理現象として利用可能にする)/ Learning(状態・行動・結果・失敗・復旧をAIが学習できる形にする)
重要なのは、どの層になるかはデータ項目名では決まらないことです。同じトルク、同じ映像でも、時間解像度・同期性・組み合わせ・メタデータによって秘密度が変わります。
需要起点データ規格化
世界の未解決課題 → フィジカルAI(Physical AI)が必要 → 日本に比較優位 → 高品質な実データ → 精製 → 世界流通 → ベンチマーク化 → デファクト標準
作れるものから標準を決めにいく技術起点規格化の罠を避けます。判定は4つの関門で行います。世界需要 / 現場優位 / 合成耐性 / 採用ロック。
Data → Benchmark → Interface → Physical Design
データを出すことは、収益化ではなく規格化です。そして鎖の後ろへ行くほど、競合は剥がせなくなります。 データ形式は剥がされる。ベンチマークは剥がせない。身体設計まで到達すれば、標準の変更が製品の再設計と同義になります。

こんな段階の企業に向いています
自社技術がフィジカルAI(Physical AI)のどこで効くのか分からない
ドローンやロボットを開発しているが、次のゴールをどこに置くべきか判断できない
ソフトウェア側が進まない。誰を追加すべきか分からない
人が行っている危険作業を無人化したいが、進め方が分からない
現場データを持っているが、出していい範囲と資産化の方法が分からない
大学と組みたいが、どの研究者とどう組めばいいか分からない
国の支援制度に、自社がどう乗れるか整理したい
製品や体制が固まる前の段階を歓迎します。 むしろそのほうが、大きく設計できます。

進め方

1|棚卸しと現状整理 ── 技術、顧客、現場、データ、研究資産を並べ、産業スタック上の位置を特定
2|事業仮説の設計 ── 逆算モデルに沿って、置き換える物理タスクから身体・AI・データの要件を決定
3|技術・研究者の結合 ── 必要な研究者、研究機関、企業、共用研究設備を特定し、実際に接続
4|PoC設計と実装 ── 売れる順番でPoCを組み、FDEとして実装まで伴走
5|データ戦略・制度活用・展開設計 ── データ精製と権利設計、支援制度の活用、海外展開

三つの体制で担っています
一社ですべてを名乗らないのは、フィジカルAI(Physical AI)の判断が技術・研究・事業の三つを同時に見ないと成立しないからです。
WITHPROJECTS株式会社 ── AI・FDE・事業ロジック
AI実装、Forward Deployed Engineering、業務・事業ロジックの設計。現場に入り、成果が出るところまで実装します。
株式会社文化資本創研 ── フィジカルAI(Physical AI)・ドローン・イノベーション設計
Physical AI、ドローン、新産業、地域・都市。社会課題から逆算したイノベーション設計を行います。
一般社団法人デジタル・オープンイノベーション・キャンパス(DOIC) ── 学際的・国際的な産学連携
大学研究者・研究機関・共用研究設備を国内外から特定し、産学連携プロジェクトとして実装します。

FAQ

よくあるご質問
Q. まだ何を作るか決まっていませんが、相談できますか。
はい。むしろその段階が最適です。作るものが決まってからでは、選べる設計の幅が狭くなります。
Q. 自社はロボットメーカーではありません。関係ありますか。
あります。フィジカルAI(Physical AI)は完成品産業ではなく、産業スタックです。材料、加工、モーター、センサー、機構、装置、建設、インフラ、物流——どこからでも入れます。
Q. AIの技術者がいません。
そのための支援です。必要なAI・研究者・企業を外部から結合する前提で設計します。
Q. データを外に出すことに抵抗があります。
出すことを勧める支援ではありません。何を守り、何を精製し、何を価値化するかを設計する支援です。出さないという結論も、設計の結果としてあり得ます。
Q. 補助金の申請支援だけをお願いできますか。
制度活用は支援の一部として扱いますが、事業設計と切り離した申請代行は行っていません。

自社の技術・現場・データから、Physical AI事業になる場所を診断します
フィジカルAI(Physical AI)はまだ、正解の製品を選ぶ市場ではありません。これから正解そのものを作る市場です。
だからこそ、すでに強い製造技術を持つ企業、現場を持つ企業、独自データを持つ企業、研究成果を持つ大学には、大きな機会があります。
構想段階からで構いません。


▶ ご相談・お仕事のご依頼はこちら
https://www.withprojects.co.jp/contacts/

担当

木林 威夫(きばやし たけお)
AIと経済学の研究に従事。
株式会社文化資本創研では、文理を超えた学際的な立場から、企業・大学・行政・地域を横断し、あらゆる業界におけるイノベーションの企画と社会実装を担当。一般社団法人デジタル・オープンイノベーション・キャンパス(DOIC)では、学際的・国際的な産学連携コンサルティングに従事。
人間開発の達成から社会の将来像を逆算し、スマートシティ/スマートローカルが当たり前になる時代に必要な技術の実装に取り組む。現在も国内企業のPhysical AI・ドローン関連事業において、製造技術・AI・大学研究の接続と事業化を進めている。

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※ 制度・数値等は掲載時点の公開情報に基づきます。個別の適用可否については最新の一次情報をご確認ください。

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